45 浜口雄幸民政党内閣が金解禁を実施した意図は何か

1920年代の経済の現状は次の通り。
金輸出禁止下の日本は、日本銀行の特別融資などによりインフレ傾向が継続し、産業界の整理も進んでいない。しかも、不況下の物価高騰、工業の国際競争力不足、貿易の輸入超過、円為替相場の下落に苦しんでいた。
そこで、何故に浜口雄幸は金本位制を目指したのか!
ここを理解したい。
国際金本位制に復帰し、円為替相場を安定させて貿易を円滑化したかった。その際、実質的な円の切り上げ(円高)を伴う解禁により、円の国際的信用の低下を回避した。あとは、日時の特別融資によって残った競争力のない企業の淘汰だ。

石田謙治の晴走雨読

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